最近、街中で見かけることが増えた大型の屋外用LEDビジョン。店舗の認知度アップや集客に非常に効果的ですが、「導入にいくらかかるのか」「雨風でどれくらい持つののか」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
(画像:屋外に設置された鮮明なLEDビジョンの例)
今回は、デジタルサイネージ専門会社の視点から、屋外用LEDビジョンの価格相場、屋外仕様の重要ポイント、実用的な耐用年数について詳しく解説します。
1. 屋外用LEDビジョンの価格相場
屋外用デジタルサイネージは、一般的な屋内用液晶ディスプレイに比べ、防水・防塵加工や高輝度パネルが必要なため、価格は高くなる傾向にあります。
| サイズ目安 | 本体価格相場 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 40〜55インチ級 | 50万 〜 150万円 | 店舗軒先、駐車場看板 |
| 100インチ超(大型) | 300万円 〜 | ビル壁面、ロードサイド広告 |
※設置工事費、システム利用料、保守費用が別途発生する場合があります。
2. 過酷な環境に耐える「屋外仕様」のチェックポイント
屋外設置において、絶対に譲れないスペックが「輝度」と「耐久性」です。
(日中でもはっきり見える高輝度モデル)
(雨天でも安心の防水・防塵設計)
- 輝度(明るさ): 日中の直射日光下で見えるには、2,000cd/㎡以上の明るさが推奨されます(屋内用は約300〜700cd/㎡)。
- 防水・防塵性能(IP規格): 雨や砂埃を防ぐため「IP65」以上の規格を選びましょう。
- 放熱設計: 夏場の高温下でも安定稼働するよう、冷却ファンや高放熱性素材が使われているかが重要です。
3. 耐用年数はどれくらい?実際の寿命について
ここが最も誤解されやすいポイントですが、「法定耐用年数」と「物理的寿命」は異なります。
法定耐用年数:3年
税務上の減価償却期間は、一般的に看板・広告器具として「3年」に設定されています。
物理的寿命(実用寿命):5〜10年
LED素子そのものの寿命は長く、1日12時間稼働で約10年程度と言われています。ただし、屋外の場合は雨風や熱による電子部品の劣化があるため、5〜7年程度での部品交換やメンテナンスが現実的な更新目安となります。
4. 導入コストを無駄にしないために
屋外用LEDビジョンは、安さだけで選ぶと「1年で画面が暗くなった」「雨漏りでショートした」といったトラブルに繋がりかねません。信頼できる施工業者を選び、定期的な点検プランを盛り込むことが、トータルコストを抑える近道です。